ワニブックスから2010年11月26日に発売された新刊本『四十路越え!』(著・湯山玲子)が話題を呼んでいる。
同書は、アラフォーをターゲットにした新しい時代での女性の生き方戦術書という位置づけで、今までの日本女性たちへの呪(のろ)いを解く新しい生き方バイブルであるそうだから、何とも勇ましい。著者は著述家の湯山玲子氏で、「本書は、つい最近駆け抜けてきた40代の10年の中で、私自身の経験上で考えた、アラフォー女性が今後を生き抜いて行くための知見の集大成でもあり、種明かしでもある」と記している。
中身はどうかといえば、これが期待を裏切らないディープなもの。「恋愛」「セックス」「美容」「ファッション」「仕事」に分け、四十路女性が本来とるべき行動、持つべき感覚などについて、シャープなタッチで踏み込んでいる。たとえば、「セックス」の項では、メディアにおけるセックス関係の情報はまだまだタブー扱いされていることに不満を示す一方、アラフォー時の自分のカラダは「良くチューンナップされた、ヴィンテージ・バイク」と表現。「もし身体的な性能を言うのならば、アラフォーこそが、心おきなく性を謳歌できるラストチャンスであり、すでに性欲が衰えてしまった私としては、アラフォーの時もっといろいろしておけば良かった」と悔やんでみせた。
単行本(ソフトカバー)、192ページ。定価1400円。