年間3万遺体が引き取り手なし 衝撃のドキュメンタリー書籍化

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孤独死、無縁死を心底考えさせられる一冊
孤独死、無縁死を心底考えさせられる一冊

   文藝春秋は2010年11月13日、大反響を呼んだNHKスペシャルをまとめたノンフィクション『無縁社会―「無縁死」三万二千人の衝撃』を発売した。価格は1400円。

   2010年1月に放映された同番組で取り上げたのは、地縁、社縁、血縁が崩壊し、「ひとりぼっち」が急増する現代の日本。そのショッキングな内容は放送直後から反響を呼び、第58回「菊池寛賞」も受賞している。本書は、現場で取材したディレクターたちの取材メモをもとに新しく書き下ろした。

   身寄りのない孤独死を「無縁死」と呼ぶが、引き取り手のない遺体は地方自治体が引き取って火葬・埋葬するケースは年間3万2000件。番組/書籍では、無縁死したさまざまなケースをたどり、なぜ孤独に死なざるをえなかったのか。それぞれの人生の軌跡を追うとともに、死亡時のサポートをするNPOに多くの問い合わせが寄せられている現状をリポートする。編著はNHK「無縁社会プロジェクト」取材班。

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