サッカーの迫力とフットサルのスピード感が同時に楽しめる「SHOWBOL(ショーボール)」。2011年3月21日には、埼玉スーパーアリーナで日本代表と海外選抜チームのエキシビション・マッチが開かれる予定で、その記者会見が2010年11月16日、都内で行われた。
会見には、一般社団法人SHOWBOL INTERNATIONAL顧問の越智正昭氏に、同ゲームで日本代表監督を務める奥寺康彦氏、アンバサダーを務める武田修宏氏が出席。奥寺氏は、「フットサルのボールとは違い、普通のサッカーのボールを使うのでよく弾むため、しっかりした技術がないとプレーできない。ブラジルの選手たちは、きっと試合で華麗なプレーを見せてくれるはず。こちらも、しっかり準備してゲームに臨みたい」と話し、同試合に出場予定の武田氏も、「奥寺さんと一緒にプレーして、(奥寺氏の)クロスでゴールを決めたい」と抱負を語った。
キーパーを含めて1チーム6人で対戦するショーボールは、前後半25分の計50分で戦うスポーツで、原則的に屋内会場で行い、周囲をボードとフェンスで囲まれたタテ44m×ヨコ24mのピッチが舞台。サッカーW杯およびそれに相当する大会に出場経験がある現役引退選手に出場が限られており、高度なテクニックが間近で楽しめるサッカーショー的な様相を呈してきている。
スローイングやコーナーキックがないため、そのスピード感はなかなかのものだ。1978年ごろからブラジルで「壁の中で行うミニサッカー」としてプレーされるようになったのが始まりで、2009年に日本でも試合は行われているが、まだあまり知られていなかった。現在、南米を中心に欧州、中米、北米などの世界14か国が本部に加盟しており、新たに8か国が加わる予定だという。
エキシビション・マッチの海外選抜チーム出場予定メンバーには、監督リカルド・ホシャー氏以下、FWアルシンド・サルトーリ氏(ブラジル)、MFセザール・サンパイオ氏(ブラジル)、ユ サンチョル氏(韓国)、DFウーゴ・デレオン氏(ウルグアイ)、GKゼッチ氏(ブラジル)らが名を連ねている。