『可愛くなりたい!』
『キレイになりたい!』
そんな願望を強く持つギャルにとって欠かせない言葉、「盛る」。
そもそも「盛る」とは、メイクや化粧がいつもより上手に出来たりすることで普段の自分よりも「増した自分」を演出出来た時に使用したり、大袈裟なことを言ったりする時に使用されている言葉を表しており、ギャルコミュニケーションに欠かせない用語ともなっています。
そこで、今回はここ数年のギャルの「盛り」事情についてお送りしたいと思います!
と言うのも、ファッションやトレンドが数年で変化するように、ギャルの「盛り」に対しての追及心や探究心も変化を遂げ続けているのです。
2010年は、つけまつげだけで目元を盛った
まず、2008~2009年は「髪盛り」が一大ブームとなりました。
雑誌・小悪魔agehaが人気を集め、キャバ嬢さながらのメイクやヘアを真似するギャルが増え、髪のボリュームを増やし、インパクトと小顔効果のあるこの「髪盛り」をこぞってするようになった年です。2009年後半になるとただ髪を大きく見せる以外にも、少しずつ束にした髪をスプレーで固め流すスジ盛りというヘアアレンジが盛った髪をより綺麗に見せてくれると人気を集めました。
そして、2010年は「目元ナチュ盛り」の時代でした。
今まではアイラインをしっかりと引くようなガッチリメイクが流行っていましたが、2010年は極力、アイラインは引かず、つけまつげだけで目元を盛る「ナチュパチ盛り」が主流となりました。
理由としては、「ナチュパチ盛り」の代表とも言える、雑誌・Popteenで活躍中のトップモデル・舟山久美子に憧れるギャルが一気に急増したことに比例し、バッチリアイラインで強めギャルを極めるのではなく、つけまつげで自然な「盛り」を極めたいと思うギャルが増えたことが関係していると思います。
このように「髪盛り」「目元ナチュ盛り」といった感じで、ギャルの「盛り事情」もここ数年で変化を遂げているのです。