ソニーは、「パッと使えてカンタン」なブルーレイディスクレコーダー、「BDZ-AT700」など5機種(オープン価格)を2010年10月22日に発売した。
篠原涼子さん出演のCM(オンエア中)でもその簡便さを強調しているが、今回の新商品における最大の特長は、瞬間起動モードで「約0.5秒」という起動の速さだ。電源ボタンを押してから待たずに使え、ストレスを感じなくて済む。また、新聞のテレビ欄を見るようにして番組を探し、一発予約(録画)ボタンを押すだけで録画予約が可能。さらに、録画一覧画面で、リモコンの「黄」ボタンを押すだけで、番組をジャンルやタイトル、録画予約時に設定したマーク別に自動分類して表示する「オートグルーピング」も備えている。
これまでのレコーダーに対しては、使いたいときに待たずに簡単に使える操作・動作性の点でユーザーが感じるストレスや不満が少なくなかった。実際、ソニーマーケティングが2010年9月に実施した調査(男女2000人対象)では、84.4%が「ブルーレイディスクレコーダーの電源は、つくのが遅いと思う」と答え、また、ブルーレイディスクレコーダー保有者の6割以上が「録画や録画した番組の整理」を「面倒」としている。
また、2010年10月15日に発表された民間調査会社「ブランド総合研究所」による「デジタル家電ストレス調査」でも、ブルーレイディスクレコーダー購入者の64.7%が「電源起動・終了に時間がかかる」と不満を感じていることが分かった。
今回発売されたソニーのブルーレイディスクレコーダー新製品5機種は、こうしたユーザーの不満を一気に解消するものだけに注目度は高い。