街区を再編し大型複合ビルを建設へ 東京建物「(仮称)京橋3-1プロジェクト」

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随所に環境への配慮

   「目玉」は環境対策だ。大規模な緑化空間である「京橋の丘」(仮称)を形成。「緑があるオフィスは働く人をリフレッシュさせ、仕事の効率を上げる」(東京建物取締役都市開発事業部長・輿水秀一郎氏)との調査結果を引き合いに、緑化効果を強調する。

   ビル自体も、太陽光発電システムと地中熱利用熱源システムなど自然エネルギーの導入によるCO2削減と、京橋環境ステーション(仮称)では、環境知識の普及や最先端の環境技術の展示、周辺地域を含めた一体的なCO2削減活動の推進など、さまざまな環境改善活動を展開していく。

   東京建物の畑中誠社長は、「東京駅前はまだまだポテンシャルの高いエリア。この事業はその再生を先導するビジネスと商業の新たな中心地をめざしている。竣工後は東京駅前の魅力的なランドマークとなることを確信している」と胸を張る。

   現在のオフィス需要は厳しいが、畑中社長は「テナントが入居する頃には回復の兆しが見込める」と、期待をこめて話した。

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