個人経営の書店が続々と開店
元の「Biography Bookstore」は「bookbook」として近所に再オープン
ほかにも、なくなったと思っていた「Biography Bookstore」も「bookbook」と名前をかえて、同じブリーカー通りに再オープン。イーストビレッジには「Mast books」、アッパーウエストサイドにも「Book Culture」、チェルシーマーケットの中には、グランドセントラル駅にある「Posman Books」の支店があります。また、ブルックリンには、家賃の値上げで店を移転して新たにオープンした「Unnameable Books」、パン屋さんの看板がそのまま残った店舗跡に入った「Desert Island」のほか、「World」「Boulevard Books & Cafe」「Greenlight Bookstore」「Book Thug Nation」などの個人経営の書店が続々開店。ニューヨークでは、閉店して消えていく書店と同じ数ほどの書店がオープンしているようです。
先日も、市内に何軒もの大型店舗を展開する「Barns&Noble」に関する驚きのニュースが流れました。アッパーイーストサイド86丁目の店舗がスーパーマーケット「フェアウェイ」に、アッパーウエストサイドのリンカーンセンターの店舗はアウトレット「センチュリー21」になるそうです。なんとも不思議なニューヨーク書店事情です。
坂本真理