【NY発】電子書籍ノ台頭ニモマケズ、出店ラッシュのNY書店事情

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個人経営の書店が続々と開店

元の「Biography Bookstore」は「bookbook」として近所に再オープン
元の「Biography Bookstore」は「bookbook」として近所に再オープン

   ほかにも、なくなったと思っていた「Biography Bookstore」も「bookbook」と名前をかえて、同じブリーカー通りに再オープン。イーストビレッジには「Mast books」、アッパーウエストサイドにも「Book Culture」、チェルシーマーケットの中には、グランドセントラル駅にある「Posman Books」の支店があります。また、ブルックリンには、家賃の値上げで店を移転して新たにオープンした「Unnameable Books」、パン屋さんの看板がそのまま残った店舗跡に入った「Desert Island」のほか、「World」「Boulevard Books & Cafe」「Greenlight Bookstore」「Book Thug Nation」などの個人経営の書店が続々開店。ニューヨークでは、閉店して消えていく書店と同じ数ほどの書店がオープンしているようです。

   先日も、市内に何軒もの大型店舗を展開する「Barns&Noble」に関する驚きのニュースが流れました。アッパーイーストサイド86丁目の店舗がスーパーマーケット「フェアウェイ」に、アッパーウエストサイドのリンカーンセンターの店舗はアウトレット「センチュリー21」になるそうです。なんとも不思議なニューヨーク書店事情です。

坂本真理


【プロフィル】
坂本真理(さかもと まり)
明治大学卒業後、在日米空軍横田基地で写真中隊に勤務。ロータリークラブ大学院奨学金で、アメリカ留学後、東京で「AERA」や「Hanako」など雑誌の写真の仕事をし、99年からニューヨークのアッパーウエストサイドに在住。

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