9月、新学期がはじまりました。5歳の娘も義務教育がはじまり、さっそく宿題がでています。以前参加した日本語の学校説明会で「幼稚園は小学校の準備期間。宿題がでるのも『きちんと宿題を毎日する』ということを習慣づけるためのものです」と言われましたが、幼稚園で宿題なんて……。
「ママ、これほしい!」
買い物に行くと娘が指さしたゴム。いつものごとく「いらない、いらない。たかがゴム」といってその場を去ったのですが、後で知ったのがこれ、今、女の子に人気のラバーバンドだったのです。
形やデザインはさまざま
このラバーバンド、いろんなところからでているのですが、わかりやすく言うと、シリコン製ゴムです。
形はいろいろでテーマによってこれまたさまざま。たとえばかわいい系だとお姫様関連のデザインがあり、王冠や靴がデザインされたものもあります。男の子を意識したのか、海賊ものもありますし、アルファベットタイプもありました。
色もたくさんあります。キラキラと光るものや暗いところで光るラバーバンドも。この間いったお店ではキャラクターものを売っていました。
子どもたちは、このラバーバンドをブレスレッドのように腕につけるのです。一本ではなく何本もつけるのが楽しいそうで、そんなにたくさんつけると、なんのデザインだかさーっぱりわかりません。でも、ラバーバンドをジャラジャラつけた娘、それはそれはとてもうれしそう。
先週、公園で一緒に遊んだ女の子たちも腕にはラバーバンドをつけていました。自分が好きではないラバーバンドをお友達にあげたりもするそうです。
お手頃価格も人気の秘密?
ちなみに娘の幼稚園ではこれをつけていくのは禁止。公立の小学校に通う7歳の娘さんをもつ友人にきいたところ、そこは学校につけていってもいいのだとか。
そういえば、先日、幼稚園の先生が「手遊びしていたからとりあげた」といってラバーバンドを1本手に持っていました。確かについつい手遊びしてしまいそうな品でもあります。
お値段のほうは99セントからありますが、余り安いものだとすぐにゴムが切れて長持ちしません。3ドルもだせばいいものが買えます。このお手頃価格も人気の秘密なのかもしれません。
ブレスレッド版ラバーバンドの人気ぶりをみて、指輪版もでているそうです。一体、この人気はいつまで続くのでしょうね。
野村香奈