パナソニックは2010年10月15日、モバイルノートパソコン「Let’s note」の新製品として、10.1型液晶画面搭載の「J9シリーズ」を発売する。
本体内部の設計見直して放熱性能を向上させ、デスクトップパソコンなどで使われる標準電圧版CPU(中央演算処理装置)を搭載した。処理速度は最大でこれまでの1.8倍に向上したという。また、電源を入れてから本体が起動するまでの時間もこれまでの半分ほどの15秒に縮め、出先などで使いやすくした。
想定価格はインテル社製CPU「Core i5-460M」を搭載する高性能機種「CF-J9L」が18万円前後、同「Core i3-370M」の標準機種「CF-J9N」が12万円前後。マイクロソフトOffice Home and Business 2010をインストールしたモデルもそれぞれ2万5000円増しで用意する。持ち運びに便利な収納ケースが付く。
なお、ノートパソコンの多くは、標準電圧版よりも性能が劣る低電圧版CPUを採用しており、デスクトップよりも処理に時間がかかっていた。同社によれば、10.1型モバイルパソコンに、標準電圧版CPUを搭載したのは世界初だという。