【Paris発】ペット「ポイ捨て」防止キャンペーン 主催者は仏の元祖セクシーアイドル

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動物愛護運動に情熱注ぐB.B.

かつてのセクシーアイドルも今は筋金入りの動物愛護運動家
かつてのセクシーアイドルも今は筋金入りの動物愛護運動家

   さて、この夏のペット遺棄防止キャンペーンを主催したのはブリジット・バルドー基金。B.B.の愛称で知られる元祖セクシーアイドル、ブリジッド・バルドーが設立した動物愛護団体だ。

   そういえば、ちょうど今、日本でも『生誕祭』と銘打って、東京、京都、福岡などでB.B.の主演映画『素直な悪女』『裸で御免なさい』『殿方ご免遊ばせ』などを上映中。セックス・シンボルとして一世を風靡(ふうび)し、39歳で女優を引退後、バルドーは基金を設立し、よわい76歳の今日まで、動物愛護運動に並々ならぬ情熱を注いでいる。

   彼女は、フランス国内での狩猟を禁止すするよう首相に要請書を送ったり、イスラム教の犠牲祭りで生贄にする子羊にも麻酔をかけるようにフランスのイスラム協会に申し入れたり、サーカスは動物虐待行為だ、としてパリでのサーカス興業反対署名を集めたり。

   毛皮衣料品撲滅運動にも力を入れ、たしか、神田うのが毛皮ブランドを立ち上げた時には、公開質問状を送ったとも聞く(実はB.B.自身、若い頃は毛皮のコートを着ていたようだが)。いささか行き過ぎとも思われる動物愛護運動には、往年のバルドーファンも眉をひそめている様子だ。

   しかし、今回のポスターを使ったペット遺棄防止キャンペーンは、大方のフランス人が好意的に受け取っているようだ。ただ、『ペットにも市民権を!』の主張はやっぱり行き過ぎ?

江草由香


【プロフィル】
江草由香(えぐさ ゆか)
フリー・編集ライター。96年からパリ在住。ライターとして日本のメディアに寄稿しながら、パリ発日本語フリーペーパー『ビズ』http://www.bisoupfj.comの編集長を務める。著書は芝山由美のペンネームで『夢は待ってくれるー女32才厄年 フランスに渡る』。趣味は映画観賞。

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