あおぞら銀行は、インターネット支店の利用者を対象に、「普通預金 特別プログラム」を提供している。普通預金の金利を特別に、「年0.30%」で提供。メガバンクなど他行の普通預金金利が0.023%程度という折りに、じつに10倍も高い水準だ。
インターネット支店に普通口座をつくり、プログラム終了の2011年2月13日までに、100万円以上の預金を入金。当日に残高があることを条件に、現行の年0.04%(8月18日時点の店頭表示金利)に、年0.26%を上乗せする。特別プログラムの金利は、預入残高の平均に0.30%を付与する。
100万円というまとまったお金ではあるが、定期預金にしてしまうと満期日までお金を引き出せないし、中途解約にしてしまえば受け取り利息も減ってしまう。
本来は株式や外国為替などの投資商品で運用したいが、いまは値動きが激しく投資のタイミングを探っているという個人投資家や、満期日を迎えた定期預金を一時的に預けたい、買いたいモノがあるけれど、もう少し様子をみたいといった人のニーズをくみとった。
景気の低迷で低金利局面が長引く中で、「銀行預金は低いもの」というイメージがすっかり定着してしまったが、こういった待機資金を預けるにしても金利は少しでも付いたほうが、利用者はうれしい。