「からまる女」から脱出するために
「からまる女」から脱け出すための手段として、整理バッグをきちんと利用する、いらないものを捨てる習慣をつける、カバンの中身、書類などを捨てる日を決める、などが挙げられる。実際に、前出の30代の女性が利用していたような、カバンの中を整理するためのバッグ・イン・バッグや整理仕切りなどが多数販売されている。
また、財布の整理に関しては、おサイフケータイの活用が有効だ。前出・フェリカネットワークスの女性担当者は、
「お昼ごはんや、ちょっとコンビニに行くとき、おサイフケータイを持っていれば財布を持ち歩かなくても良いし、支払いも早いのでとても便利。お店によっては専用レジを用意しているところもあります。また、コンビニ、ドラッグストアをはじめ、家電量販店、タクシーなどさまざまな場面で簡単に支払いができるだけでなくポイントやマイルなども貯められお得です。ちなみに、おサイフケータイ利用者に関しては、女性の利用が昨今増えていますが、それでも男女の割合は7対3ぐらいです」
と話し、冒頭の調査結果を踏まえてこう続けた。
「バッグの中を整理したくても、なかなかできない人が結構多いことが分かりました。ケータイならバッグからも取り出しやすいと思うので、『からまる女』から抜け出すためにも、おサイフケータイを使って少しでもスマートになってほしいですね」
冒頭のアイシェアの調査によると、整理できる女性を見て自分もそうなりたいと思う人が女性の半数以上を占めるなど、「からまる女」にはなりたくないと感じている女性の姿が見受けられる。
携帯電話、音楽プレイヤー、ポイントカードなど、便利・お得なものが増加する中で、逆に整理することができなくなってしまっている「からまる女」の症状は、自分に必要なことをきちんと見極めることで、回避することが可能だ。
身近に潜む「からまる女」たち。あなたはからまっていないだろうか?