KKベストセラーズから2010年4月に発売された新刊本『突破論。日本代表を生んだ、28の哲学』が好評だ。
同書は『job aidem』(アイデム刊)に掲載された連載「アスリートという仕事」に加筆・訂正をしたもの。
長谷部誠、中村俊輔、中澤佑二、岡崎慎司、長友佑都、遠藤保仁、中村憲剛ら、先のワールドカップ南アフリカ大会でベスト16に入った岡田ジャパンのメンバーを含め、これまで日本代表に名を連ねた計28の現役選手が、それぞれの「突破論」を自分の言葉で語っている。
「自分が考えるほど、誰も自分のことを気にしていない」(長谷部誠)
「不遇に対して腐っていたら、チャンスが巡ってきても結果は残せない」(小笠原満男)
「30代になると好きなことを仕事にすることの難しさも感じるようになった」(松田直樹)
「『やらされている』と感じながらやっても伸びない」(山瀬功治)
「自分で悪いところを見つけ、壁を見つけなくては上手くなれない」(中村俊輔)
日本代表という国内トップまで上り詰めた彼らの「人生哲学」は、世代を問わず参考になる点が多い。
四六判、256ページ。定価1470円。