スターバックスがスティックタイプのコーヒー粉末を発売
こう暑い日が続くと、アイスコーヒーを飲む機会も増えるところ。そこで、自宅でできるおいしいアイスコーヒーのいれ方について、スターバックスのコーヒースペシャリスト・田原象二郎さんに聞いた。
ポイントは急冷させること
自宅でおいしいアイスコーヒーをいれるには、田原さんはハンドドリップでコーヒーを抽出させる方法を勧める。その際、意外と知られていないのが、抽出したコーヒーを急冷させること。ドリッパーとポット一体型の容器を使えば、容器の底に氷を敷き詰めるだけで準備が簡単だ。
なぜ、急冷が良いのか――。田原さんは「ドリップしたコーヒーを冷蔵庫であらかじめ冷やしておき、飲みたいときに取り出す手もありますが、この場合、時間が経つと酸化してしまい、不快な苦味が出がち。急冷させた場合に比べると、香り立ちと味の凝縮感が違ってきます」と説明する。
J-CASTモノウォッチ記者も、田原さんが言う2つを飲み比べてみたところ、冷蔵庫で冷やした方は香りがあまり感じられず、味もやや渋味がかっていたが、急冷させた方は、カップを鼻に近づけただけで香りが広がり、コーヒーの確かな味がはっきりと感じられた。ちょっとしたコツの有無が、実はコーヒーの味を大きく左右していたのだ。
ちなみに、コーヒー豆と水の分量にもポイントがある。ホットの時は10gの粉末に180ccの湯を入れるが、アイスの時は氷が溶けて味が薄まってしまうので、粉末の量を2倍にするか、湯を半分にするとよい。湯の注ぎ方は最初に20~30秒蒸すと、より風味を引き出せる。その後、中央から円を描くように数回にわけて注湯すれば完成だ。