【Paris発】アニメあり、着物、ゴスロリあり 18万人熱狂「ジャパン・エクスポ」

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ジャパン好きな若者たちは心優しく、行儀がいい?

和小物のブースを物色するプリンセス
和小物のブースを物色するプリンセス
ド派手!だけどとても感じのいい少女たち
ド派手!だけどとても感じのいい少女たち

   確かに、ド派手なコスプレ姿の若者たちが、時には一人で、時には仲間と会場を闊歩しているが、概して彼らは行儀がいい。いたるところで配られる宣伝チラシを嫌な顔せず「メルシー(ありがとう)」と言って受け取り、カメラを向けられると、こころよく被写体となりお礼を言うと、にっこり笑って「どういたしまして」。

   日本から来たビジネスマンも「暗いオタクっぽい子たちが集まって来るのかと思ったら、普通の感じのいい子どもたちばかりですね」。電車の座席に靴をはいたままの足をのっけたり、道でつばを吐いたりしているフランスの若者をよく見るので、確かに、日本ファンはお行儀がいい子の割合が高いかも、と考えるのはひいき目か?

   帰りの電車の中では、楽しそうに仲間と声をそろえてアニメ主題歌を歌い、会場で知り合ったらしいジャパン・ファン同士が「また、来年のジャパン・エクスポで!」なんて声をかけあっているのを見ると、日本人として少しうれしくなる。

江草由香


【プロフィル】
江草由香(えぐさ ゆか)
フリー・編集ライター。96年からパリ在住。ライターとして日本のメディアに寄稿しながら、パリ発日本語フリーペーパー『ビズ』http://www.bisoupfj.comの編集長を務める。著書は芝山由美のペンネームで『夢は待ってくれるー女32才厄年 フランスに渡る』。趣味は映画観賞。

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