結局、法案は通らず
(2010年7月9日、追記)
さて、このコラムを公開後、状況が変わりましたので更新します。ソーダ飲料だけを課税対象にした事に関して、「そんなに肥満する食べ物に課税したければ、ポテトチップスやドーナッツにも課税すべき!不公平だ!」という人も現れたのです。そして、この法案に「待った!」をかけたのが、飲料メーカーと、そのロビイスト。アメリカ飲料組合の$9.4ミリオンをはじめ、多額の現金が動いた模様で、とうとう、この法案は葬りさられてしまいました。
このコーラ税。賛成、反対に分かれて議論されていましたが、この動きによって、ソーダなどのドリンク類に、いかに多くの砂糖が含まれているのかを知った人が増えたのなら、それはそれで、肥満防止キャンペーンは、成功だったかもと思うのですが、いかがでしょう。
坂本真理