日産自動車は2010年6月28日から、小型SUV車「ジューク」のユニークなバナー広告をポータルサイト「ライブドア」のトップページに掲載している。
バナー広告は「世界一退屈なバナー広告」という「ジョーク」のきいたキャッチコピーがつけられた2つのバージョンがある。女の子バージョンは「私の話、聞いてくれる?」と意味深ポーズをとりながら迫り、男性バージョンでは「なあ、俺の話聞けよ?」と身を乗り出してくるというもの。
この時、「YES」をクリックすると、女の子バージョンでは、ガールズトークを延々と展開。女の子とユーザーとは「彼氏と彼女」という設定があり、おしゃべりにはじっと耳を傾けなくてはならない。最近買った服がかわいいこと、髪を数センチ切ったこと、ネイルにハマっていることなど、話題はじつに些細なものばかりだ。片や、男性バージョンでは、会社の上司とおぼしき中年男性の愚痴と説教が長々と続くものになっている。話を最後まで聞くと一体どれだけ時間がかかるのか? という感じだが、最後まで話を聞いた人には抽選で素敵なプレゼントが用意されているという。
ちなみに、これらの退屈から逃れるには、途中、日産「ジューク」のホームページにジャンプする手があり、ここでは車の性能などの詳細が確認できる。