日本ユネスコ協会連盟は、自然と文化を100年先の子どもたちのために守り、伝えることを目指す「未来遺産運動」の一貫で、「第2回プロジェクト未来遺産」の応募を2010年6月30日まで受け付けている。
プロジェクトでは日本全国の自然、有形文化、無形文化を保護・継承する活動に取り組む団体を募り、著名人らで構成される委員会がメッセージ性とモデル性の観点から「プロジェクト未来遺産」を選定。毎年約10件が登録され、活動助成金(約10件で合計500万円程度)や広報協力、企業からの協力(応援資金やボランティア派遣など)を通じて、その推進団体を応援していく。
募集ではとくに、急速に失われつつある「危機にある遺産」と、2010年が国連により「国際生物多様性年」と位置づけられていることにあわせ、「生物多様性を守る活動」について優先的に取り上げていくという。ちなみに第1回では、東京・神楽坂や島根・隠岐、広島・鞆の浦などが選定されている。応募条件などの詳細はホームページまで。