フォレスト出版は2010年5月、新刊本『一流の人たちがやっているシンプルな習慣』(著・秋元征紘)を発売した。
著者の秋元氏は現在、ワイ・エイ・パートナーズ代表取締役を務めているが、ルイ・ヴィトンやディオールなどを率いるLVHMのゲランをはじめ、ナイキジャパン、日本ケンタッキーフライドチキン、日本ペプシ・コーラなど、一流企業の外資4社でトップマネジメントをつとめた人物だ。そんな秋元氏も、35歳のときに無職の無一文となり、次のスタートは時給わずか600円のアルバイトだった。そこからはい上がれたのはWill(精神力)、Act(行動力)、Create(発想力)、Communication(コミュニケーション力)という「4つ(WACC)の意識」があったからだという。
「WACC」については第 6章で「WACCを身につける21の方法」として紹介している。
書籍タイトルの「一流の人たちがやっているシンプルな習慣」については第1章で触れた。シンプルな習慣とは、ショウイング・アップ――まず、そこに立つこと。大きな仕事をするにも、夢を実現させるにも、とにかく逃げずに舞台に立てというわけだ。次章以降で、秋元氏は自身の経歴の中において大きな節目となった出来事を具体例として挙げ、これから成功を目指す人々の指針になるような材料を披露している。
単行本、ソフトカバー、217ページ。定価1470円。