10年後に向けて3つの戦略 コカ・コーラシステムが成長戦略説明会を開催

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   コカ・コーラシステムは、2010年6月1日に「2020Vision コカ・コーラシステム成長戦略説明会」を開催し、2020年までの経営戦略ビジョンを発表した。

成長戦略を説明するダニエル・H・セイヤー代表取締役社長
成長戦略を説明するダニエル・H・セイヤー代表取締役社長

   日本コカ・コーラのダニエル・H・セイヤー代表取締役社長は、

   「コカ・コーラシステムが、日本に1杯目のコークを提供した1957年6月から、非アルコール市場は30年間安定成長を続け、現在では5兆円産業となった。少子化や高齢化を問題に、非アルコール市場のこれ以上の成長には懸念を示されることもあるが、我々はライフスタイルの変化、さまざまなオケージョンに合わせた製品を提供することで、それらの懸念を上回る未来を手にすることができると確信している」と強調。

   また、コカ・コーラシステムは、成長し続ける市場の10年後の2020年に向けて、3つの戦略があることを明らかにした。

   1つ目は、流通との協働で新たな価値を創造する。日本のスーパーマーケットは2万店といわれているが、コカ・コーラ製品専用器材は5000台しか導入されていないのが現状で、それをさらに増やすことで、顧客に製品と接する機会を与える。

   2つ目は、持続的成長を支えるサプライチェーン構築を目指す。例えば昨年で言うと、小型容器のミネラルウオーターで大きな話題となった「いろはす」では、3000トンものペットボトル樹脂の削減に成功し、二酸化炭素の排出量も39%の低減に成功。コストとしても3億3000万以上の削減に。

   3つ目は、製品ポートフォリオの充実。機能性やニーズ、さまざまな場面を追求したパッケージと、製品の多種多様なミックスで、消費者とのつながりを拡大。革新的なパッケージで話題になった「いろはす」は1年未満という短い期間で3億本の販売を達成した。

   アナリストやマスコミが200人以上詰め掛けた会場は熱気に包まれ、今後のコカ・コーラシステムに対する関心の高さがうかがえた。

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