専門店入口にはドアボーイも
さて、この人気を見逃す手はない、と4月に、競合のコーヒー・ブランド"オー・メゾン"が、ネスプレッソ専用マシンで使えるカプセル・コーヒーを発売開始。ただ、ネスプレッソのカプセルは1700もの特許に守られているゆえか、このコピー製品は価格が本家より1個につき5サンチーム(6円程度)安いだけ。まあ、ちりも積もれば山となるし、何よりも、スーパー・マーケットなどで手軽に購入できるのが魅力だ。さらに、フランスの大手スーパーマーケット・チェーン"カジノ・グループ"も同チェーン店で限定販売のネスプレッソ専用マシン対応のコーヒー・カプセルをこの5月から販売すると発表。こちらは、本家よりも価格が20%安く、カプセルにはエコロジーに配慮した生分解性プラスチックを使用することを売りにしている。実は、この製品、元ネスプレッソ社長が創始した新会社が開発したというから、本家としても穏やかではない。
老舗ブランドが強いか?安さ、手軽さやエコ配慮を売りにする競合が追い上げるか?この戦い、ちょっと興味深い。
江草由香