働くママのサポートプロジェクト「ママサポ・プロジェクト」が2010年4月21日に発足した。同プロジェクトが発表した「はたらくママ」の実態調査では、職場では肩身の狭い思いをしているママも多く、子育てに寛容な社内の雰囲気が求められている様子がうかがえる。
「はたらくママ」300人に、職場で感じていることを聞くと、「通常とは異なる勤務体系で会社に負い目を感じた」人が44%、「職場での視線が冷たく感じた」人が31%、「昇進の機会が減ったと感じた」人が41%、という結果が得られた。
くわえて、勤めている会社に期待することを問うと、「子育てに寛容な職場の雰囲気」と答えた人が46%と最も多く、続いて、「手当の支給」(43%)、「託児所の併設」(39%)、「フレックス制の導入」(28%)だった。職場には、多様な働き方を許すことが求められていることがわかる。
ただし、「はたらくママ」は仕事と育児の両立について、ストレスなのかといえば、実はそうではないらしい。「ストレスがたまり、イライラしているか」について聞くと、「はい」と答えた「はたらくママ」が14%だったのに対し、「専業ママ」は29%と倍近くの違いがある(各300人ずつに聞いた)。「はたらくママ」は忙しさの中にも、充実した時間を送っているようだ。
調査は10年3月20日~22日、インターネットで実施した。