長くて、寒い冬が過ぎると春がいっきにやってくるニューヨークのイーストコースト。街路樹、セントラルパークなどの公園、そして家々のプランターまで、名前のわかる花だけでも、タンポポ、水仙、チューリップ、スノードロップ、ムスカリ、パンジー、レンギョウ、リンゴ、アザレア、そして桜・・・と、いずれも満開で春爛漫といった趣です。
見つかると罰金2000ドルだった!
この花を楽しむのは人間だけではありません。この花々から蜜を集めるミツバチにとってもNYはパラダイス。しかし、このミツバチ。人を刺すという理由で、ジュリアーニ市長の時代、1999年にチータ、グリズリーベア、そして、さそりと同じ危険動物100に入れられ、NYで養蜂は禁じられていました。みつかると罰金は、$2000!だったのです。
それでも、こっそりと養蜂は続けられ、人に害を与えないビルの屋上などに、誰にも知られずひっそり設置され、移動はダッフルバッグに入れて行なわれていました。
ニューヨークでは、養蜂家の秘密集会(?)を、クレイグズリスト(クラシファイドサイト)で呼びかけられたら、初回には、たった1週間で13人が集まり、現在、600人のメンバーが所属している「ゴッサムシティ蜂蜜共同組合」など、いくつかのグループが存在します。