1缶2900円の高級品もある ご当地「缶詰」ブーム拡大中

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日光のゆば、沖縄のポーク

贈答用としても人気がある「味付巻ゆば」
贈答用としても人気がある「味付巻ゆば」

「チャンプルーにしたり、フライにしたり、みそ汁に入れたり」
「チャンプルーにしたり、フライにしたり、みそ汁に入れたり」

   また、栃木県宇都宮市の「日光ゆば製造」では、湯葉の缶詰「味付巻ゆば」を販売している。しょうゆとかつおだし、みりんで薄く味つけ。缶を開けると、まるで丸太のような湯葉がのぞく。

   本来、湯葉は日持ちがしない食べ物で、同社でも冷凍やレトルにして販売していたが、いずれも賞味期限が短いため、缶詰で売り出すことにしたという。販売を始めたのは15年ほど前だが、最近では贈答用に購入していく人が増えており、リピーター客も多いとのことだ。ちなみに、先の日経調査でも8位にランクしていた。3缶1050円。

   最後に紹介するのは、沖縄産豚ミンチ肉を詰めた缶詰「わしたポーク」。沖縄県物産公社(沖縄・那覇)が販売しているもので、姉妹品に唐辛子を加えた「スパイシーポーク」とチーズを混ぜ込んだ「チーズポーク」がある。いずれも1缶378円。シリーズ累計25万ケース(300万缶)を売り上げ、ヒット商品に成長した。

「ポークは沖縄の人が日常的によく食べているものです。チャンプルーにしたり、フライにしたり、みそ汁に入れたり、パンに挟んだり。流通しているものの多くはデンマーク産や米国産だったため、沖縄県産のものも作ろうと考えて発売したのが2002年のことです。ハムよりもややかみごたえがあり、化学調味料などを使っていないのが特長です」
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