「子供の頃はマドンナになりたかった」
バード 「そもそも声優になったきっかけは何ですか?」
たかはし 「子供の頃はマドンナになりたかった。小学校の低学年くらいの時、私は『ライクアバージーン、フゥッ!!!』と歌い教室に入って行きました。ポーズも取って。すると当然、浮くわけですよね。イジメの対象みたいな。でも、私は人気者になりたかったのです。そこで当時から得意だったアニメに登場する男の子や女の子の声マネをしてみたんです。すると皆が私の周りに集まって来て、アニメキャラの声をリクエストをされるようになって」
バード 「子供の頃から声優の訓練?」
たかはし 「単に人気者になりたかっただけだと思います(笑い)。もともと変わった子で、『グラミー賞』をテレビで見るのが大好きでした。マイケル、ティナ・ターナ、チャカカーン。そしてモータウンサウンド。親は芸能界に進むことに大反対で、子役のオーディションに行くことも許してくれませんでした。それでも高校時代はアイドル誌に出たり、演劇の舞台に立ったりしたんです。そうする中で、周りの人達から『声優が一番向いている』と強く勧められて、声優の養成所に入り勉強をすることにしたんです」