山と溪谷社は「仏像ガール」の書き下ろし単行本「でかける・感じる・きっと出会える 仏像の旅」を2010年3月23日に発売した。
筆者は本名を廣瀬郁実(ひろせいくみ)さんといい、大学で仏教美術を学んだ後、仏像をもっと多くの人に楽しんでもらいたいと、07年5月から「仏像ガール」としてTV・ラジオ出演、コラム執筆などの活動を始めた人物。処女作の「感じる・調べる・もっと近づく 仏像の本」は、08年12月の発売以来、WEB書店アマゾンの仏教美術部門で売り上げ16か月連続1位を記録中(10年3月現在)だ。
2作目となる本書では、旅をテーマに全国から13の場所を選び、そこで出会った仏像や人、その中で彼女が感じたことをつづっている。今まであまり紹介されることがなかった街角の地蔵や戦争で傷を負った仏像などに注目した点も特徴。監修は前作に引き続き、奈良国立博物館の西山厚学芸部長が務めている。
価格は1680円。<モノウォッチ>