神奈川県相模原市の企画会社「萌ッ娘企画」はこのほど、同市の創業135年の老舗「井上醤油」と共同し、手造り本醸造醤油(しょうゆ)「桜姫」を売り出した。
コクとうまみがある、まろやかな味わい。麹(こうじ)の原料となる小麦と水にこだわり、1年間じっくり寝かせて作ったという「桜姫」の名は、相模原市役所付近にある300本のソメイヨシノが並ぶ名所「市役所さくら通り」にちなんで、命名された。ラベルにも桜の花びらをあしらい、その真ん中にはイラストレーター・ユキヲ氏が描く、赤い着物をまとって微笑む女の子を配置。瓶には、神奈川県北部に江戸時代から伝わる組ひもをつけて、アクセントとしている。
「萌ッ娘企画」の山口達郎代表も相模原出身。地元名産品のPRに力を入れていた山口さんが井上醤油を口説き落とすかたちで、新デザイン「萌える」醤油が誕生したという。山口さんは若い人にも親しんで欲しいと期待を寄せている。ちなみに、地元紙に取り上げられて以来、「桜姫」の注文は激増したため、「注文がたいへん多く、すべて手造りのため、多忙を極めております」とのことだ。
価格は1600円。<モノウォッチ>