地域の事情で済ましていいのか AEDとCPR「日米の浸透差」

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心配停止した人に対して効果があるのがCPR

   日本でもだいぶAEDが普及し、駅やホテル、サッカー場など多くの場所で設置されていると聞きました。また、資格がない一般市民でも使用ができるようになったために、数年前まで3%前後だった救命率が、12%以上に増えているといいます。そうはいっても、AEDがその場にない場合、心肺停止した人にたいして効果があるのがCPRです。

   民主党の小林千代美議員に対しての政治献金問題で話題になっている北海道教職員組合はAED(自動体外式除細動器)の導入に反対しているそうですが、アメリカでは子供(1~8歳)にも効果があるとされています。

   今回CPRとともに講義をうけたFirst Aidについても、昔よかれとおもっていた処置方法が今では逆によくないとされているということを知りました。またこの受講後、友人の娘がやけどをしたり、息子さんがはちにさされたりというまさに応急手当が必要な場面が続いたために、生活していく上で必要な知恵を知るのと知らないのでは雲泥の差があると痛感したのでした。<モノウォッチ

野村香奈

【プロフィル】
野村 香奈(のむら かな)
1970年鹿児島生まれ。上智大学卒業。「AERA」「週刊朝日」で主にエンターテインメントの編集を担当した後、2000年8月に結婚により渡米。ロサンゼルスの日系無料情報誌でライターも経験。趣味はドライブ、おいしいものを食べること、情報収集、そして、MLB(メジャーリーグ)観戦。LA TimesとPeopleを愛読。現在、ロサンゼルス近郊のニューポートビーチ市(Newport Beach)在住。

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