女優の宮崎あおいさんが出演するテレビCMが話題を集めている。ザ・ブルーハーツの名曲「1001のバイオリン」を口ずさみながら、ただ歩いたり、野球をしたり、鉄棒にぶらさがったりするという単純な内容に、ネット上では「このCM、少し元気になれる」「歌い方が何だかスッゲー可愛いわ~」といった書き込みが相次いでいる。
話題になっているのは、アパレルブランド「earth music&ecology」が2010年3月4日からテレビ放映している3本――「歩く編」「野球編」「鉄棒編」のCMシリーズだ。
「どうしてこんなにかわいいんだ」
宮崎さんは「歩く編」では海岸通りを楽しそうに歩き、「野球編」では少年たちに混じって草野球をする。その際、青いグローブをはめて外野の守備につく宮崎さんのもとに打球が飛ぶと、見事な「トンネル」で魅せる。「やあ」と言ってボールを返す笑顔も素敵だ。「鉄棒編」の場合は、街が見下ろせる高台の公園の鉄棒にぶら下がって……。
CMを通じては、宮崎さんが時折みせる、何でもない仕草、表情が魅力となっている。その上、とりわけCMを印象深いものにさせているのが、口ずさんでいる歌だ。曲は、解散したロックバンド「ザ・ブルーハーツ」の名曲「1001のバイオリン」。オーケストラで奏でられた曲は重厚で、耳に残りやすい。
放送開始以来、CMを気にする人は多い。人気ブログ「ネタフル」でも取り上げられており、管理人のコグレマサトさんは「気になりすぎるので、普段はあまりしないんだけど、CMを見ながらググってしまいました」と書いている。はてなブックマークやネット掲示板でも話題になり、「ミサイル可愛すぎw」「ちょっと照れ入ってる可愛い」「どうしてこんなにかわいいんだ」などと評判だった。