産経新聞出版は2010年2月5日から、日本の環境問題の対応に疑問を投げかける新刊本「『CO2・25%削減』で日本人の年収は半減する」(武田邦彦著)を販売している。
著者の武田さんは中部大学総合工学研究所教授で環境問題に詳しく、これまでも「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」(1~3、洋泉社)、「偽善エコロジー「偽善エネルギー」(幻冬舎新書)、「科学者が読み解く環境問題」(シーエムシー出版)などの著書が話題になっている。
今回の「『CO2・25%削減』――」でも、地球温暖化の根拠とされる数字をねつ造と位置づけ、温暖化利権の行き場所、エコ家電を使ってもCO2は増えるという驚がくの「事実」などを、深い見識に基づいた鋭い視点で伝えている。中でも、最も読者が衝撃を受けるのは、同書のタイトルになった主張だろう。
ネットにはこの本を読んだ人の感想がこう綴られていた。
「この国は、何処へ行ってしまうんでしょうか?」
四六判並製/264ページ。
価格1260円。