「インドの鉄人」 史上最大の企業買収を成功させた男の物語

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読み始めたら止まらない
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   産経新聞出版は2010年1月下旬から欧米の新聞・雑誌が絶賛した大型買収ノンフィクション「インドの鉄人」(ティム・ブーケイ、バイロン・ウジー著、中島美重子、田中健彦訳)を発売している。同書で扱っているのは06年、約半年に渡って繰り広げられた「ミッタル・スチール」による「アルセロール」買収劇だ。

   「ミッタル・スチール」総帥であるインド出身企業家ラクシュミ・ミッタルが、ルクセンブルクに本社を置く優良鉄鋼企業「アルセロール」に対し、さまざまな駆け引きと秘策・奇策を盛り込みながら追い込んでいく様子は迫力満点。欧米の雑誌は「まるでスリラーを読んでいるようだ」と評したが、銀行や弁護士、PR会社、そして関係各国の政治家らをも巻き込む詳細な場面描写は、どこまでも読み手の心を引きつける。

   四六判並製/400ページ。

   定価2100円。

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