州立大でファッションのお勉強  カルバン・クラインの「後輩」です

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

   「宝くじに当たったら?」の質問に、「家を買いたい。」「旅行に行きたい。」「借金を返す。」「五番街で値札を見ないで買物したい。」などなど、言いたい事を言いまくる友達の中で、一人「学校に行きたい。」と、答えた人がいました。

   その時は、「なんで~?」と、皆と一緒になって囃し立てていましたが、最近、しみじみその気持ちが、よくかわかるようになってきました。

ニューヨークの住民だと特別価格

いつもはやさしくても、採点は厳しい先生。我々をプロとして扱ってくれます
いつもはやさしくても、採点は厳しい先生。我々をプロとして扱ってくれます

   アメリカの大学には、各大学に生涯教育のプログラムがたくさん準備されています。

   学生時代は、「勉強は嫌だ~」と思っていたのに、この歳になると、誰に強制されるわけでない、自分の好きな事を学ぶ楽しさを感じるようになりました。

   エクステンションと呼ばれる大学のコースは、入学試験もトッフルの必要もなく、授業料を払い込めばOK。おまけに、州立大学は、ニューヨークの住民だと特別価格になるのです。

   こちらに来てから、ニューヨーク大学、コロンビア大学、市立のクイーンズカレッジとハンターカレッジ、アート系のSVA(おぉ、結構、通っていました。私は学校マニアか?)と、通い。イタリア語やフランス語、フォトショップのクラスなど、ほとんどカルチャーセンターのようなお遊び感覚の授業を受けてきましたが、自分で洋服が縫えるようになりたいと、州立ファッション工科大学の門を叩いてしまいました。

   ここは、通称FIT(エフ・アイ・ティー)。カルバン・クライン、マイケル・コース、カロリーナ・ヘレラなど、ファッション界の大物デザイナーが卒業生に名を連ねており、NYのファッションデザイン界では一目おかれる存在です。

【プロフィル】
坂本真理(さかもと まり)
明治大学卒業後、在日米空軍横田基地で写真中隊に勤務。ロータリークラブ大学院奨学金で、アメリカ留学後、東京で「AERA」や「Hanako」など雑誌の写真の仕事をし、99年からニューヨークのアッパーウエストサイドに在住。

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