No.3 「ぼくらの」は主題歌に感動しちゃう

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『ぼくらの』 2007年4月から独立UHF局などで放送。全24話。主題歌は石川智晶さんの「アンインストール」。

    夏休みに「自然学校」に参加した15人の少年少女(小中学生)が主人公。海の近くで倒れていた見知らぬ男と「ゲームの契約」を交わす。ゲームは巨大ロボットに乗って襲ってくる敵を倒し地球を救う、というものだったが、実は「コンピュータで作ったゲーム」ではなく、敵は、異次元、もしくは宇宙から襲ってくる「リアル」な敵だった。巨大ロボットのパイロットに選ばれた少年少女のうちの一人が、敵を一体倒すことによって、死ぬ。負ければ地球は滅亡。15人いた少年少女は、やがて1人を残して全員死んで行く。

    「ホラーSFロボットアニメ」と言えるような一風変わったアニメですから、好き嫌いに差が出ると思います。中学一年生の少年少女が一人ひとり、死と、人生に向き合い、「人間として大切なことを発見する」、しかし、それが活かされることはなく死んでいく、という理不尽さ。アニメをあまり見ない人が、「ぼくらの」を最初に見たら、強烈なインパクトを受けるのではないでしょうか。

ジョセフ・バード・ランカスター

ジョセフ・バード・ランカスタープロフィール

    英国ケンブリッジ出身。祖母が日本人のクォーター。青森にいる祖母からTVアニメビデオを実家に送り付けられ日本のアニメにはまる。15歳でアニメ好きが高じ単身日本へ。現在、青森の祖母と同居。人生を変えたアニメは「太陽の王子 ホルスの大冒険」「もえたん」。好きな食べ物はりんご、マグロ、鯨ベーコン。座右の銘は「イェ~イ!私だよんっ♪」(by「けいおん!」田井中律)。

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