「なんと、タレントのあの方からメッセージが届いております!」
結婚披露宴や2次会で、こう司会から投げかけられたら、思わず驚いて耳を傾けてしまうのでは。そんな演出を実現できるサービスが「声真似(まね)メッセージ」だ。
手がけているのは、ステージカーや音響の手配、披露宴の演出などを行う「サウンドクルー センド」(神奈川県)という会社。ものまね、イリュージョン、マジック、ジャグリングなど、さまざまな「ショー」を企画していて、今回の「声真似メッセージ」はその1つ。
新郎新婦の名前も入れられる
「もともと企画していた余興向けのショーでものまねタレントを手配することが多く、それがきっかけで1年ほど前から始めました。まだ数自体は少ないですが比較的安いので、広く使ってもらえるのでは」
と担当者は期待を寄せる。ホームページで試聴できるサンプルメッセージは、宇多田ヒカルさんや小倉優子さんといった若者向けのものから、市原悦子さん、中村玉緒さんなど渋めの声真似まで幅広く、新郎新婦の名前を盛り込むことも可能。例えば市原さんなら、「あら、まあ、順子お嬢様、ご結婚だなんて、私全然知らなかったわ」など、テレビドラマの家政婦役そのままの言い回しで、会場が沸くのは間違いなさそう。
どんなタレントの声真似ができるかは「相談次第」だというが、価格は5万円程度からとのこと。一風変わったメッセージで、出席者を驚かせてみるのも面白いかもしれない。