「本来はスーパーがやらなければならなかった…」
同社の店舗には09年以来、衣料品部門の立て直しに苦しむ大手百貨店やスーパーの商品担当者が続々と「偵察」に訪れており、提携の呼びかけも多い。大手スーパーの担当者は「単なる価格競争ではなく、『価格に比べて圧倒的に高品質』という付加価値を生み出す鎌倉シャツの路線こそ、本来はスーパーがやらなければならなかったことだ」と悔しがっている。
鎌倉シャツの店舗は現在、鎌倉本店、横浜ランドマーク店の神奈川県2店舗のほか、東京都内に9店舗あるが、年内には羽田空港の新ターミナルビルにもオープンする予定で、「日本に来たアジアからの観光客に『メード・イン・ジャパン』の高品質シャツをアピールしたい」(同社)と意気込んでいる。