住生活グループは、2010年4月に住宅向け太陽光発電事業に参入する。新たに「リクシルエナジー」を設立。グループ傘下の事業会社であるトステムやINAXの販売網を活用して、太陽光発電システムを販売、設置する。初年度の事業目標は新規国内設置数の5%、3年後には同10%以上をめざす。
住宅版エコポイント制度の導入など、省エネ・環境対応住宅への関心が高まるなかで、太陽光発電システム市場は政府の補助金や新たな太陽光発電の買取制度が追い風となって、今後大きな成長が見込める。住生活グループでは、これまでにトステムの防音・断熱窓やINAXの節水トイレなどを通じて環境保全に取り組んできたが、これをさらに進めてクリーンエネルギーを創出する「創エネ」事業に乗り出すことにした。