年明けとともにスタートするのが「福袋商戦」。今年は世相を反映してか「お手ごろな価格」が目立つが、そんな中でも百貨店には数百万、あるいは数千万といった「豪華」な福袋も続々と登場している。数量も限定モノが多く、「勝ち組」の買い手にも注目が集まりそうなものばかりだ。
チアガール姿の純金キティ
世界的な不況の中、絶好調と言っていいほど国際価格が高騰しているのが「金」。さらに10年には南アフリカでサッカーワールドカップが開催されることにちなんで、三越の日本橋本店が福袋として売り出すのが3キログラムの「純金サッカーボール」と、高さ20センチ、重さ約900グラムの「純金ハローキティ」。純金ボールは競技用と同じサイズで、価格は2010万円。チアガール姿の純金キティは1000万円だ。
一方、同じ日本橋にある高島屋で注目される福袋は「東京婚プレミアムブライダルパック」。「婚活」という言葉は、09年の「流行語大賞」にもノミネートされたほどポピュラーなだけに、ブームに合わせての企画ということだろう。中身は、京都西陣の老舗「若松華瑶」が制作した豪華婚礼衣装と、大粒ダイヤモンドの婚約指輪で、1200万円相当。価格は縁起のいい777万円で、1セットのみの販売となっている。