9月からインフルエンザに振り回された数か月間でした。
まずは季節性、例年ならば10月初めに始まる小児科のフル・クリニック(予防接種)が既に開始されている。あわてて娘の予約をいれたが、直前に予約確認の電話をすると「ワクチン入荷が遅れている。生ワクチンのフル・ミストしかない」。
次は新型。予定より入荷が大幅におくれ、始まったのが10月半ば。しかも一部の医院のみ。そのうち保健所が子供向けに集団予防接種をはじめてくれたのだが、第1回接種時に朝いちでならんだ友人は3~4時間待ち。それをきいて家から30分ほどのところにある第2回接種会場で終了間際にいったわが家も1時間待ち。無料でも長時間行列はきつい。妊婦の私も産婦人科医は頼りにならず、保健所主催の妊婦向け無料接種の御世話になった。最近娘は保健所の2回目接種を予約できた。やっと小児科にもワクチンがはいってきて、子供の親への接種もはじめたのだが、日本行きを控えたわが家、夫にもうたせるか?
マイケル・ジャクソン・ウィークで注目集める
インフルエンザに踊らされている間に12月になり、あわてて来年の手帳を買いに、本屋にいったらカウンターにイギリスの歌姫、スーザン・ボイルのCDが飾ってある。「そういえばアダム・ランバートもメジャーデビューと新聞にあったな」とアダムファンの友人にメールをすると「スーザン・ボイルとアンドレア・ボッチェリについて3位よ!」と返事がきた。
人気オーディション番組、アメリカン・アイドル(以下、アメアイ)のシーズン8にて一躍脚光を浴びたアダム・ランバート。幼い頃から舞台などで脇役として活動してきたが、アメアイに出るまでは全くの無名だった。アイドルっぽくない雰囲気が逆に受け、そしてマイケル・ジャクソン・ウィークで披露したパフォーマンスでより一層、注目を浴びるように。
アメアイ出場時に、昔のボーイフレンドとのキスの写真がネットに流出するなど、デビュー前から実力以外のところで話題を提供し続けている彼だが、確かに歌唱力はあるし、その音域の広さも素晴らしく、また見ていると惹きつけられずにはいられない独特の魅力がある。
残念ながらアメアイで優勝できなかったのは、やはりいまだ保守色の強い地域が多い、ここアメリカならではの結果だったと見られている。アダムの熱烈ファンである友人は、アメアイ決勝直後はアダムが優勝できなくて、嘆いていたけれど、今はもう「それでよかった」と言う。「アメアイのルールに従ったデビューをせずにすむから」と。