都市型住宅から見えてくる新しいライフスタイル
じつはリビングダイニングの一角に子どもの学習スペースを置く「NEST空間」の提案は、2007年から東京営業部で試験的に取り入れていた。発売から1年半、「NEST空間」の採用率は東京営業本部での全契約棟数の14%と好評だった。
こうした暮らしのあり方、ライフスタイルから住生活を研究してきた住生活総合研究所は、最初の研究テーマだった「二世帯住宅研究会」の設立から30年になる。
「都市型住宅を考えると、新しい暮らしが見えてくる」(熊野勲所長)と、2世帯住宅や共働き家族向け住宅、ペット共生住宅などの住生活提案型の一戸建て住宅を生み出してきた。30周年を機に、マンションやリフォームを含む「すまい」の住ソフトを提案することを全面に押し出し、「くらしノベーション」ブランドとして発信。研究所の名称も、12月1日より「くらしノベーション研究所」に改称する。
今後は「環境」や「子育て2世帯」といったテーマを研究していく。