「緑茶カテキン」でインフル撃退ってホント?

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「のどにウイルスをくっつけない」緑茶カテキンの効用

山田教授は「インフルエンザ予防には、こまめにお茶を飲むこと」とアドバイスする
山田教授は「インフルエンザ予防には、こまめにお茶を飲むこと」とアドバイスする

   1日3回程度の「緑茶うがい」を提唱する静岡県立大学薬学部の山田浩教授は、「緑茶に含まれるカテキンはA型とB型のどちらのインフルエンザにも対応できる」と、緑茶による予防効果を言及する。

   山田教授が行った「ヒト試験」では、高齢者76人に緑茶カテキンを含む飲料で1日3回うがいをしてもらったところ、インフルエンザの発症率が有意な低下を示した。ワクチンでつくられる抗体は、その年に流行する型にあっていないと十分に効果が発揮できないが、カテキンであれば型によらず、A型、B型両方を予防できる可能性が高いと考えられている。

   「緑茶に含まれるカテキンにはインフルエンザ・ウイルスのカラダへの侵入を防ぐ効果が見込めます。具体的には、ウイルスに吸着し、のどの粘膜にくっつくことを防ぐ作用があるため、ふだんからのうがいが大事なのです」と、山田教授は話し、「新型インフルエンザにも効果が期待できる」としている。

   仕事に忙しいビジネスパーソンにとって、そんな「緑茶うがい」ですら難しいかもしれないが、山田教授は「うがいは外出後に行うだけでも予防になるし、緑茶のペットボトルを持ち歩いてこまめに飲むことでも防げます」とアドバイスする。

   「急須で煎れる緑茶に含まれるカテキンの濃度はペットボトルよりも濃いが、緑茶カテキンの効果はペットボトル程度の濃度の飲用で十分に期待できる」としている。

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