「2010年FIFAワールドカップ南アフリカ大会」日本代表の新ユニフォーム発表会が、09年11月9日、東京・新宿の聖徳記念絵画館で開かれ、岡田武史監督と海外組を除く代表16人が真新しいユニフォームに身を包んで大階段から披露した。
アディダスジャパンが開発した「青」を基調にした新ユニフォームの最大の特徴は、選手自らがコンディションにあわせて2つのタイプから選べること。
快適な動きを可能にするために「3次元裁断」という技術が用いられた「adidasフォーモーション」。快適性と軽量性で選手のあらゆるパフォーマンスに対応するという。もう一つは、特殊なパワーバンドが後背筋を中心に筋肉の流れに沿って張り巡らされた「adidasテックフィット パワーウェブ」。選手の姿勢やフォ-ムを整えるほか、筋肉を適正に固定するので振動を抑えて疲労軽減にもつながるという。
「adidasフォーモーション」を着た内田篤人選手は、「前回のものよりも少し軽く、汗をかいてもすぐ吸収してくれる。見た目もかっこよくて2種類から選べるのがありがたい」と感想を述べた。ほかに、相手に袖を引っ張られないため、素材を腕にフィットさせる「アンチプル スリーブ」機能や、歴代のユニフォームの生地を集めてつくった日本国旗のワッペンが左胸にデザインされている。
玉田圭司選手は、「日本代表のユニフォームはすごく重みを感じる。今回のユニフォームは姿勢がすごく良くなると聞いているので、試してみてどちらを選ぶか決めたい」と話し、岡田監督の掲げる「ワールドカップベスト4」については、「そのためにやってきている。不可能なことではないと思うので、チャレンジするだけ」と抱負を語った。
このユニフォームは、11月14日に行われる対南アフリカ戦から使用される。
新ユニフォームを着た日本代表メンバーとサポーター
日本代表の新ユニフォーム発表会がおこなわれた聖徳記念絵画館