インターネットの無料学習サイト「Smart.fm」を運営するセレゴ・ジャパンは2009年11月4日、米アップルの携帯電話「アイフォーン(iPhone)」で英語などの学習ができるアプリケーションの無料提供を始めたと発表した。Smart.fmと連動して、独自の記憶管理システムにもとづく学習がiPhoneでも手軽にできるようになった。
TOEICやトラベル英語、時事英語などさまざまな学習コンテンツが用意されているが、中心になるのは英単語・英熟語の記憶学習。クイズ形式で繰り返し学習することで記憶の定着をはかる。脳科学をベースにした記憶管理システムによって記憶定着率を数値化し、最適な学習スケジュールを示してくれるのが、Smart.fmの最大の特徴だ。
新たにリリースされたiPhoneアプリでも、パソコン用サイトと同様に、自分が学習したい単語リストごとにクイズ形式で楽しみながら憶えていける。単語や例文の発音を聞くことができたり、自分だけの単語リストを作成したりすることもできる。単語リストは「日本語と英語」という組み合わせだけでなく、「写真と名前」という組み合わせで作ることも可能。たとえばiPhoneで撮影した人物や物の写真をみながら、その名前を憶えていくといった使い方もできる。
セレゴ・ジャパンのエリック・ヤング社長は
「消費者の学習ニーズは多様で、じっくりとパソコンで学習する人もいれば、モバイル端末で隙間時間を活用して学習する人もいる。Smart.fmの学習サービスをさまざまなプラットフォームに展開することで、消費者のライフスタイルにフィットする学習を提供できるようになる」
として、今後も多様なプラットフォームでのサービス展開を計画している。