「先進医療」をカバーする保険が人気
松浦さんが指摘するのは、「先進医療」への保障だ。先進医療の自己負担分(通常の治療と共通する診察や検査、投薬、入院料など以外)をカバーする特約で、「少額で保障が利くこともあって、関心が高まっています」という。
たとえば、アリコジャパンの「やさしくそなえる医療保険」やオリックス生命保険の「CURE」、アメリカンファミリー生命保険の「もっと頼れる医療保険 新EVER」などがそれだ。
アリコの例では、通常の入院・手術保障の保険料にプラス月々107円で先進医療がカバーでき、プランによってはガン一時金も支払われる。また、「ドクター・ダイヤル」サービスは、セカンドオピニオンや専門医を紹介してくれるほか、加入者や家族の健康に関する電話相談に24時間無料で応えてくれる。
ベビーシッターや家事代行といった入院中の家族の生活を支援する「入院サポートサービス」は、「家族の負担を減らしたい」というニーズをきめ細かに汲んだものだ。
松浦さんも、「セカンドオピニオンをはじめとするサービスも充実しており、万一のときに頼りになる」と話す。
「先進医療特約」が付いた保険商品は続々登場しており、こうした付帯サービスも商品選びの判断のひとつになるかもしれない。