不況の影響か、ニーズの多様化か――。「格安」で挙げられる結婚式に注目が集まっており、中には5万円を切る挙式プランや10万円以下の「リゾート挙式プラン」もある。
「なし婚」の理由は「経済的理由」
「オリジナルの結婚式を作りたい!」というニーズも
(写真はイメージ)
挙式・披露宴をせずに結婚する「なし婚」カップル。ワタベウェディングの調査(2008年10月)によると、その理由の第1位は「経済的理由」(37.0%)だ。「再婚・おめでた婚」(17.8%)、「セレモニーに関心がない」(15.9%)といった声も多い。近年では入籍するカップルの約4割が挙式を「しない」選択をしているという別の調査もある。そんな「なし婚カップル」をなんとか取り込もうと、各社多様な「格安プラン」をそろえているようだ。
ワタベウェディングでは、挙式はしないが結婚写真は残したいというカップル向けの「フォトウェディング」を4万1790円から用意。場所もスタジオから庭園、洋館やビーチなどさまざま。また、エルティアグループが運営する横浜・元町のセントポール・チャペルでは、18人まで列席できる式を4万9800円(平日)で挙げることができる。牧師の手配料金はもちろん、ドレス、タキシード、ヘアメイク付きだ。同社では、「おめでた婚」カップル向け「たまごプラン」(5万9800円)も用意しており、マタニティー対応ドレスの用意や、最短10日間で挙式の準備が可能となっているなど、「急な」結婚にも対応している。