CMには指を使ったさまざまな「ネフィリム」が登場する
ソフトウェアのイグニッション・エンターテイメント・リミテッドは2009年9月29日、MTVで09年7月7日に放映した「ネフィリム」が「世界一長いCM」としてギネス記録に認定されたと発表した。その長さ、なんと「29分30秒」。05年3月にオランダで放映された「24分」の記録を5分30秒上回っての新記録だ。
「ネフィリム」は指のような形をした、「寂しがり屋で忘れっぽい」「どこにでもいて、どこにもいない」、そんな「でたらめな生き物」なのだそうだ。そんなキャラクターを広告するために立ち上がったのが、クリエイティブディレクター・箭内道彦さんによるラジオ番組「風とロック」から生み出された「ギャングスター・プランナー」たち。
「ギャングスター・プランナー」とは、広告を作りたい、アイデアを発信したいと思うすべての人のこと。今回の「ネフィリム」は、高校生や主婦といった全国223人のギャングスター・プランナーが、大手広告会社に所属する一部の「クリエイター」とは違う発想で、すべてケータイ動画で撮影した数百本の動画を組み合わせた。ネフィリムを世界一愛されるキャラクターにするため、世界一長いCMをできるだけ多くの人々の力で。そんなコンセプトから「29分30秒」というギネス記録の更新が生まれたのだという。
この「ネフィリム」、09年11月上旬には絵本でも発売される。