パリジェンヌに人気上昇中 「アルガンオイル」のコスメ

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アルガンの実を採取するのはヤギ?

ヤギが木に登って実を取るのが、伝統的な採取法だが
ヤギが木に登って実を取るのが、伝統的な採取法だが

   さて、このアルガンオイル、ヤギがアルガンの木に登って実を取り、果肉と種の一部を食べるが、その後に残った、種のコアな部分を人間が集め、そこからオイルを抽出するという方法が伝統的に行われてきたのだという。ヤギが木に登って・・・、とは確かに牧歌的で、自然の営みというイメージがあるが、ヤギの食べ残しから作るオイルなんて衛生面は心配ないのだろうか?

   案の定、長谷川さんによると、ヤギが舐めた種にはバクテリアがついているため、オイルが3~4か月後には変質してしまうみたい。ちなみに、「カエリーヌ」では人が木から直接採取した実から、機械を使ってオイルを抽出するので、1年~1年半は品質がよい状態で保存できるそうだ。なるほど、アルガンオイルの製品選びのポイントは採取したのがヤギなのか人間なのか、という点?そんなことはパッケージには表示されていないだろうけど・・・。

   この記事を書くにあたって、私もバラのエッセンシャル・オイル入りのアルガンオイルのセラム(美溶液)を試してみた。オイルというとべたべたしたイメージがあったが、さらっとしており、2週間ほど毎朝、顔に塗ったところ、肌がすべすべして、化粧のりがよくなった。シミに関しても、若干、薄くなった気がする。(写真提供 フレンチ・コード)

江草由香


【プロフィル】
江草由香(えぐさ ゆか)
フリー・編集ライター。96年からパリ在住。ライターとして日本のメディアに寄稿しながら、パリ発日本語フリーペーパー『ビズ』http://www.bisoupfj.comの編集長を務める。著書は芝山由美のペンネームで『夢は待ってくれるー女32才厄年 フランスに渡る』。趣味は映画観賞。

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