2009年9月11日、JR渋谷駅とその周辺にあるポスターなどに「1900」の文字が躍った。「1900って何だろ?」と、足を止めてそれらを見つめる通行人の姿も多かったが、実はこれ、中古車買取・販売大手のガリバーインターナショナルが行っている「楽のりプラン」キャンペーンの一環。なんと月々1900円から車を持つことができるというのだ。
ハッチバック、ミニワゴンなど普通の車から、クチビル型、ドーナツ型、ハンバーガー型などさまざまな「モノ」をあしらった車まで・・・。渋谷駅周辺に掲出された広告はあらゆるアイテムに車輪がついている不思議なものだったが、この広告が突如、カラフルな「1900円」の価格タグで埋め尽くされた。今までにないざん新な手法だけに、話題になるのも当然だ。
ガリバーインターナショナルがこの広告で伝えている新・中古車購入「楽のりプラン」は月々わずかな金額を支払えば車を手に出来るというもので、車両買い取り保証を目玉にしている。月のローン最低金額は1900円と破格だが、支払い額を抑えられるのには理由がある。
通常、車をローンで購入した場合、頭金、ボーナスおよび月々の支払いで分割するのが一般的だが、「楽のりプラン」はちょっと違う。購入時にガリバーが3年後の車両買い取り金額を保証してくれ、事前にその金額をマイナス。残った金額を3年間のローンで支払う、という仕組みになっている。例えば、80万円の中古車を購入し、20万円の買い取り保証が付けば、3年で60万円と金利(約6万円)を支払えばいいわけで、差し引き約14万円が「お得」というわけ。
しかも、3年たった時点で車に多少の傷やへこみがあっても買い取り保証額が減ることはない。また、大事に乗り、走行距離が少なく、事故もないなど一定の条件を満たし、3年後の査定額が買い取り保証額を上回れば、差額を「Eボーナス」として受け取ることもできる特典つきだ。もちろん、その車が気に入った場合は乗り続けることも可能で、上記の例でいうと「20万円」のローンを再度組めばいい。
各人のライフスタイルに合わせ、得しながら好きな車に乗れる便利なプランであるのは間違いなさそうだ。