痴漢の「えん罪」事件が問題になっているが、付けていれば「疑いをかけられない」手袋が登場する。名付けて「男のグー手袋」だ。
「指の腹」で触ることができない!?
商品の仕組みはこうだ。
3本の指状に分かれ、「つ」の字に曲がった合成樹脂をファスナー付きの手袋に入れる。これを人差し指、中指、薬指の手のひら側に装着することで、指を常に曲げた状態で保持し、一般的な痴漢行為である「指の腹」で触ることができなくなるというわけ。
この「男のグー手袋」を開発したベンチャー企業・マインドバンク(長崎県佐世保市)の代表・下山俊雄さんは、昨今特集されている「えん罪」問題を目にし、何か一石を投じることはできないか、と思ったという。
「手を『グー状』に曲げていればそうした行為はできない、と気づきました。対策として『完全』とはいえませんが、『グー手袋』をつけていれば、触れないことの証明になってくれる」
また、手のひら側に合成樹脂が装着されているので、つり革やカバンをつかむことは可能だ。重い荷物を提げる際は、樹脂が手を保護するという役割も果たしてくれる。秋ごろからインターネットでの販売が予定されているものの、こうした商品が販売される世の中とはいったい・・・。