NTTドコモが提案する「直感検索・ナビ」
NTTドコモのブースにもやはり拡張現実に取り組んでいるコーナーがあった。カメラで周囲を覗いているとそこにある店舗やランドマーク、さらには友だちまでも探し出してくれる「みんなのドコモ研究室 直感検索・ナビ」などいくつかの取り組みが紹介されていた。やはり6軸センサーと呼ばれる仕組みを使ってGPS情報だけではないデータが利用されているのだろう。
iPhoneを使っている人々も様々なGPSを利用したアプリケーションを楽しんでいるし、今のデジカメはやはりGPSデータを自動的に付けられている。それだけでなく露出などの撮影した時の様々な情報までタグとして付けられている。今は付いているだけのデータでも近い将来その利用法を思いつく人も現れるだろう。このデータをどうやって使えるものに仕立ててゆくかが開発者の取り組んでいるところで、そこでは正確さ以上に面白さや使い勝手のよさが求められる。
現実はもはや見ているものだけではない。その奥まで見えてくるような開発がおこなわれている。「実空間透視ケータイ」とは言い得て妙だと思いませんか?
坂井直樹