早いもので夏休みがはじまって1ヶ月がたちました。
毎年、7月4日の独立記念日が過ぎるとはじまるのが新学期準備セール、Back-to-school Sale。Year round(通年制)の学校の授業がはじまる7月末に間に合うタイミングです。大型スーパーからドラッグストア、そしてOffice Depotのようなオフィス用品専門店にいたるまで店の一角にBack-to-school Saleコーナーを設け、広告にも大々的に「Back-to-school」とのせて、売り出します。
予算減で寄付の回数も増えてきた
日本では新学期を迎えるにあたり、自分で新しく必要なもの、ノートや鉛筆などの学用品を準備した記憶があるのですが、こちらではSupply Listが学校から配られます。自分が通う学校のサイトに行ってリストを入手し、それをみながら自分の学年に必要なものを準備するのです。
そのリストに書かれているものを例に記すと、あるKindergarten(幼稚園)の場合、クレヨン、のり、シール、ポケットフォルダーなど。フォルダーなどは色も指定してされています。
またリストには不思議な物も。例えば「1 pkg(パッケージ)baby wipes」や「1 box Kleenex」等々。友達によるとそれらは「クラスへ、あるいは学校への備品の寄付」。リストにのっている他の学用品とともに新学期初日に学校にもっていき、準備してある箱にいれておくそうです。
一応任意とのことですが、友人の一人はもたせていると話していました。そして学期中に在庫がきれそうになると、また品物の寄付を募る連絡が。ここのところ州からの教育費補助金削減により、学校の備品を揃える予算が減っているらしく、寄付の回数も増えてきたそうです。
またこれらの必須のSupply Listとは別に、個人で揃えるのが水筒、ランチバッグやバックパック。こちらに住む日本人に人気の大型日用品スーパー、Target(ターゲット)ではBack-to-school Saleの時期になると、子どもたちがすきそうなキャラクターがのったバックパックや水筒、ノートなどが並びます。
野村香奈